ますおの幼少期の淡い思い出
特に書くともなく筆を取るますお
何を書こうか。何を話そうか。何を描こうか。
ちょっと自己紹介でもしてみようか。
ふとそんな事を考えてしまった
ますおとは
まずますおという人物を知らないだろう
実在するのか
はたまた高性能な人工知能なのか
ますおは存在する
この地球の上のどこかにいる
ツチノコはいない
ますおはいる
話はたびたびそれる
それがまた味を出す
ますおの味が溢れ出てくる
幼少期
小学校入学前
ますおはフランスと言うオシャレな国で
寒くもなく暑くもない日に生まれ落ちた
そうそれはあの夏の日
あの夏？そうあの夏の、、、
フランスパンを持って母上様と歩いたパリジェンヌ
フランスパンで友達に牙突をした日々
今でも思い出す
あのフランスパンに明太子をのせて食べた衝撃を
のちに日本で流行る明太フランスパン
なぜあんなに美味しいのか
なぜなのか
なぜフランスに明太子があったのか
それは父上様が純日本人だったから
仕事の関係上フランスに来た時に
パリジェンヌとの恋が始まった模様
父上様、母上様の話はまた別の機会に
幼少期の記憶はそんなにない
ただフランスパンのある日常としか覚えていない
小学校
日本と言う国に初めて来た
日本は父上様の生まれた国だと知っていたが
訪れた事は一度もなかった
そしてそれは急に来た
父上様が転勤になったと
御上の御意志には背けない
立派な大人であった
ますおは幼心ではあるが
フランス、パリが好きだった
あの街並み、あのパンの香り、あの音楽の響く世界
毎日が楽しく
踊るようにフランスパンを食べていた
父上様に初めて抵抗した
父上様も驚いていた
ますおは純粋でいい子であり
父上様や母上様には一度も反抗した事がなかった
今回ばかりは思わず反抗してしまった
自分自身でも驚いていた
でも口が止まらない涙が止まらない
生まれ育ったフランス
ますおにはフランスしかない
フランス以外を知らない
フランスの友達だってたくさんいる
ジョンやタイター
ダルやフェイリス
みんなと離れるのは寂しい
そんな思いを言っていると
父上様は悲しい顔になっていく
父上様も悲しいのはわかってるのに
でも止まらない口
父上様は言った
日本には明太フランスがあるよ
ますおの口が止まった
そして
僕日本に行く
次回に続く
