ますおの幼少期の淡い思い出2
さて昨日の続きをお話ししましょうか。
前回までの話
幼少期
小学校 @フランス
幼心のますおもついに日本に行く事になった
満足がいく形ではないが
みんなに話さないといけない
でもなかなか切り出せない
空元気で過ごしていた
母上様には
もうお友達に言ったの？
と
下を向くますお
明日言う
こんな日々を何日過ごしただろうか
ついに言った
突拍子も無いタイミングで
ここらへんの話は長くなるから割愛する
友達みんなに見送られて飛行機に乗る
いってらっしゃいと
手紙をたくさんもらった
大好きだったみなみちゃんからも貰った
（ナショナルスクールだから日本人も少しはいた）
飛行機で読んだ
もちろん真っ先に読んだのは
みなみちゃんからの手紙
泣いた
この時とても戻りたかった
でも無情にも飛行機は離陸した
その後の事はあまり覚えていない
何時間に乗ってたのだろう
機内食は食べたのか
ずっとずっと友達の事を思ってた
うそ。
みなみちゃんの事しか思ってなかった
他の事は考えられなかった
大人になって思うけど子供の頃は
そこが世界の全てと感じた
別の世界なんて想像もできない
小学校 @ジャパン
日本に着いた
ついてすぐに父上様が
どっかに行って急いで戻ってきた
その手にはフランスパンがあった
しかもただのフランスパンではなかった
ますおの大好きな明太フランスだった
明太フランスをかじりながらタクシーに乗った
きっとタクシーの運ちゃんは不思議に思っただろう
泣き顔の子供が明太フランスくわえてる光景に
そうこうしているうちに新しい家に着いた
フランスの時よりかは狭い家だった
都内だった。
杉並ってところ。
今は随分綺麗になったけど
昔はもっとごちゃごちゃしてた
ますおの部屋は2階
まだクローゼットに服が入ってた
勉強机くらいしかない
すっからかんの部屋
夜布団を敷いて1人で寝る
寝られない
始めての日本
不安だらけしかない
明日起きたらフランスに戻ってないかと
何度も想像した
手紙も読み返した
やっと他の友達の手紙も読んだ
寝られない
母上様の所に枕を持って行く
ぐっすり寝れた
翌日は東京観光
東京タワー
冗談冗談。スカイツリーはまだない
ここで1つ。重大な悩みがある。
あまり日本語が話せない
次回に続く
